「 本箱 」に関心のあるユーザー

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    【雑談】堀さん

    まだまだ四月終了アニメーションの取りだめを見ている訳ですが、 その中で一番微細な表現を用いている「ホリミヤ」ですが、 こう言った微細な感情の動きをアニメーションで表現するものは 割合最近登場した気がします、漫画や小説の原作などでは 随分古くからある手法ですが、読者の想像力を刺激するものなので、 大きなアクションが少ない分、台詞回しから声の表現、光のイメージなど、 全てを気にしないといけないのでアニメーションでは非常に微細な表現 になってしまうので大変だなと思うのです。 案外最近近い線では「Just Because!」「やがて君になる」 「安達としまむら」なんかが当てはまる気がします。 この「ホリミヤ」ですが、コミュニティ障害気味の主人公と 美人で優等生のヒロインなのですが、話が進行すると 主人公が常識人で優しく、ヒロインがちょっと痛い人になって行きます。 それでも、美しく優しい物語。また、オープニングテーマも非常に良い感じです。 ライトノベルが得意とする分野、最近、アニメーション原作に ライトノベルが目立つので、こう言った美しい作品が増えてきそうな感じです。

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    【雑談】未来人

    未来から来た自分、と言うのはタイムパラドックス物語の最大の題材 と言ってもいいのですが、この所、時間軸は違えど二人の自分が 同時に観測されるのが不可能と言う設定になってきました。 シュレディンガーの猫説の効果でしょうか、なかなか難しいものです。 今回は、面白い考え方で未来の自分に会ってしまう高校生の物語、 野﨑まど氏著作の「HELLO WORLD」と言う作品です。 グーグルマップの親玉みたいなもので、 VRでその場所に行けるようなサービスができ、 日本にもそのシステムが開始された近未来、 歴史都市京都でそのシステムを発展させ全てを記録していき、 保存していこうと言う実験の対象になります。  主人公は本好きで、コミュニティ障害に近い京都のとある高校の生徒。 人間関係に悪戦苦闘しながら図書委員になったりして、 それなりの高校生活を送る日々。 ある日突然、10年後の自分を名乗る人物が現れます。 傲岸不遜な姿に不信を抱きますが、10年後の自分は主人公しか知りえない、 自分も知らなかった事実を言い当て証明します。 「主人公は図書委員のヒロインと恋をする。」と言い出し、 主人公の存在する世界はコンピュータで記録再現された世界だというのです。 10年後の自分は、つき合いだして間もなく発生する ヒロインの事故死を回避すると宣言、 まずヒロインとの恋愛から訓練を開始します。  要は、コンピュータの中の記録されたヒロインを救い出すという話です。 笑顔の写真一枚無いので、せめてこちらのヒロイン位幸せになってほしいと。  いわゆるデータ改ざんですが、当然、保全する側の妨害があります。 紆余曲折を経て、いろいろな思惑やどんでん返しがある訳ですが、 この時点でタイムパラドックスの物語ではなく、 ハッカーの物語になってきますが、 最終は創造主の話に発展します。何だかこのストーリーを読んでいたら、 アプローチは違うもののアーサー・C・クラーク氏の 「2001年宇宙の旅」における科学的な神様の解釈と 同種のイメージだなと思いました。 「2001年宇宙の旅」からすると随分身近な感じになりましたが。 そんなからくりがあるものの、最終的に、 人生を費やすに値する人と出会った自分がどれほど変われるか、 と言うお話なんですが、 ネタバレしたら面白味が無いのでやめますが、 最後の展開はなかなか素敵ですねえ。 アニメーションになったみたいですが、 未見なので探してみようと思います。

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    【雑談】変種

    何だか私の勤務地である大阪で物騒な人数の感染者が出ていますが、 新型コロナウィルスのイギリス型、ブラジル型とか言う記事を見ると、 「変種第2号」と言う、フィリップ・K・ディック作の小説を思い出します。 この小説では、月面での戦争で味方の防御のため開発された スクリーマーズと言う兵器は、敵を見つけたら砂の中から突進して切り裂き、 味方は腕に味方識別発信機を付けて襲われなくする、と言うものです。  ここまでは案外想像つくメカなのですが、画期的なのは砂の中に巣とも言うべき 自律式の工場を持ち、修理から開発を行う、と言うものです。  敵が対処する度に自律工場で新型を開発、とうとう味方のあずかり知らぬ 変種が派生し、味方識別信号を無視しだし、敵味方区別なく襲いだします。 まあ、こんな救い様の無い話なのです。  基本的にウィルスもこの兵器みたいに変質し続けていれば、ワクチンを この作品の中の味方識別装置と考えれば、ウィルスが変質が繰り返せば、 いつか突破口を発見してしまいます。  原作で交戦しているのは資本主義同盟と今は亡き共産国同盟 だったりするくらい旧い作品なのですが、非常に面白い作品です。  映画にもなっているのですが、製作が1996年という事で共産主義同盟は無く、 巨大武装企業との闘いになっているのが面白いです。 予算不足のB級映画ですが、原作がいいので案外楽しめます。 原作、書籍も持っていますが、非常に優れた翻訳が個人サイトで発表されていたので 久々に訪れて読んでみようかなと思いました。

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    【雑談】小説家

     さて、小説と言うのは私にとって非常に興味深いものなのですが、 小説を生み出す苦労と言うのは、 いざ、書いてみようとペンを取った時に初めて発覚するものです。 などと考えていた時に出会った野﨑まど氏の著作 「小説家の作り方」 まあ、メディアワークス文庫週間です、例によって。 野﨑氏の著作は「バビロン」が有名でアニメーションにもなりました。 結構鬱々とした近未来像の小説でしたが、タイトルと表紙を見て、 なんとなく自伝的コメディなのかなと思って買った記憶があります。 主人公は小説家、5冊の著作があるものの、 アルバイトなどもして生活費を稼ぐ兼業小説家。  そんな彼にある日女性からのファンレターが来ます。 ファンである事、キャラクター描写が特に好きである事の他に メールアドレスが書かれていたため、主人公はファンレターのお礼を書きます。 そこからのやり取りで、そのファンは主人公に小説の書き方を教えてほしいと。 そうして始まる小説の個人レッスンですが、小説を多数読んでいるのに、 知識だけが勝ってしまい、ちょっとおかしな言動をしてしまうファンの子に対し、 主人公は丁寧且つ体験や取材など感覚的なものを含めてレッスンします。  そうしてレッスンの効果が出始めたかな、と言う時に、 主人公の友人の大学院生研究者の知り合いが尋ねてきます。 そして、主人公に驚くべき事実を語り出します。  日常系職業小説と思っていたら、きっちりと伏線挿入されていて、 それが論理破綻せず、その伏線も回収と切り捨てが非常に上手く、 切り捨てで私の想像を違う方向に誘導し、回収でどんでん返しをするなど、 小さな出来事だったはずのもので面白味を増しています。  ファンの子が、書いた小説を先生である主人公に見せなかった理由に共感してしまい、 発覚した小説を生み出す苦労に、何だかこちらも赤面してしまいそうな話でした。  小説、いや文章を書きたいと思う人共通の悩みですが、 過去ここに書いた記事を見ても同じ想いにとらわれる次第です。

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    【雑談】返信2

    寒い季節脱した記念に重い小説をと先日、佐野徹夜氏の著作に手を出した。 と言う話をしましたが、やはり結構重かったので次は優しいものをと。 前読んだ作品が優しかった綾崎 隼氏の著作を選んでみた訳ですが、 「初恋彗星」と言うタイトルが優しそうなので選択した訳ですが、被ってしまいます。  主人公とコミュニティ障害気味の幼馴染、そんな所にヒロインが転校してくる、 と言う典型的な三角関係的パターンのスタートですが、 主人公は頑固なまでのストレートさでヒロインを好きなままです。 ヒロインは継母から家庭内暴力を受け、幼馴染の家に引き取られ 三人は兄妹のような関係性で過ごします。やがて、ヒロインの継母が出て行き、 ヒロインは父方の地元に帰り、アメリカ留学までしてしまい遠距離恋愛となり、 連絡は手紙とメール、短い電話になってしまうのです。 ヒロインと会えず、よく話す同級生の女性ができた時も幼馴染の一言で 自己の意思を再確認します。ヒロインの父親が癌になったことがきっかけで、 主人公はメールの正体を知り、ヒロインに何が起こったかを知るのですが、 それでも想いは変わらず、ヒロインとの結婚を望みます。  綾崎準氏の前作は穏やかなハッピーエンドでしたが。 先日の佐野氏の作品は、亡くなった人からのメッセージが主題でした。  からくり自体は少し複雑で、ボロが出て共犯者が増えたりするなど工夫が感じられます。 先日の佐野氏の作品の流れが「四月は君の?」ならば、 今回のストーリーの流れは「神様になった日」と言うアニメーションに近い気がします。 今回は終わりを切り離す展開ではなく、後日譚が語られる訳ですが、 幼馴染の手紙と言う形です。 奇跡は一度きりでしたが、起こった奇跡の後始末は非常に美しく感じました。

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    【雑談】返信

     寒い季節に重い小説を読むと堪えるのですが、 随分暖かい気候になってきたので、まあいいかなと。 なので久々に佐野徹夜氏の著作に手を出しました。 「この世界にiをこめて」 例によってヒロインの死がテーマなのですが、 亡くなったヒロインからメールが届くと言う話なのですが、 主人公は小説を書くたった一人きりの文芸部員、 誰もいないはずの文芸部の部室で小説を書いていたヒロインに出会います。 現実逃避し、小説を逃げ場にしていた二人は意気投合し、 奇妙な関係を築きます。 主人公はヒロインの圧倒的な才能に嫉妬しながらも惹かれていきます。 そしてヒロインは中学生ながら作家デビューを果たし、 時の人となる訳ですが、スランプから精神的に崩れてしまいます。 ヒロインは亡くなり、主人公は亡くなったヒロインのアドレスへ 宛先なきメールを送り続けます。 ある日、行き先不明で送り返され続けたメールに返信が届きます。 主人公は相手に対して疑問を抱きますが、 やがて主人公とヒロインの間でしか知らないような事を返信してきます。 そうして主人公の謎解きが始まります。 ヒロインとの葛藤や主人公の失った目標が交錯し物語は進みます。  京都が舞台ですが、主人公たちの言葉は標準語に近い文面です、 作者は京都の人なので、話し言葉の多くが発音だけ違うというのを 心得ていらっしゃるようです。 なので、言語的に不自然ではなく感じ、内容はどうあれ読みやすくはあります。  佐野徹夜氏の著作は殆ど”優しい悲劇”だと思います。 その中でもこの作品は、亡くなった人からのメッセージが主題です。 からくり自体は単純な話ですが、 それを上手く道具として物語を進めているところが良いです。 流れから言うと「四月は君の?」と言う漫画と本質が似ています、 はるかに悲劇ですが。 この作品みたいに終わりを切り離す展開は、ハッピーエンド向きです。 この作品みたいな作品で切り離されると、 胸の奥にモヤモヤとした得も言われぬ感情が残ります。 こう言うエンディングも気力がある時は素敵に感じます。

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    【雑談】翻訳家

    私自身、本好きですが、小説の翻訳家と言うものは 本当に本が好きでないと無理な職業だなと思う事多々ある訳です。  主人公が翻訳家と言う小説や物語は案外ありますが、 訳文の内容にまで踏み込んで書いてある小説は少ないです。  今回はその少ない一作、石原敦久氏著 「人生はアイスクリーム」  しぶとく続いているメディアワークス文庫週間です。  主人公は売れっ子作家専属の翻訳家、妻と子供に恵まれて 順風満帆だったけれど突然妻子を失いトラウマになり 食事ができなくなり、死のうと考えだします。 見かねた編集者が主人公の姉に連絡し、 姉とその子供が主人公宅にやってくる。  そんな所から物語は始まるのですが、 姪っ子が少し特殊な能力を持っていて、主人公は過去と向き合い、 その姪っ子とも向き合う事になります。 物語自体は少し流れの悪い部分はありますが、 本質的に話の質が良いので読み切るのは容易です。  実は本筋で翻訳の仕事は姪っ子と共鳴するための小説に至る小道具なのです。 私は海外小説では、ジャック・ヒギンズやセシル・スコット・フォレスター、 ジェイムス・グレアム・バラードなんかが好きですが、翻訳家によって 本当に同じ作家が書いたのか?と思うほど文章に差が出てきます。  この小説の中に「翻訳家は小説家を殺 す殺 人者」 と言うセリフが出てきますが、それは、小説に限らず、英語字幕の邦画や アニメーションを見ても痛感します。  鎖国していた日本の教育が日本語で行えるのも、 開国時、優れた翻訳者が日本語に直し、日本語に無い言葉を創造したおかげです。 この小説には、そんな先人の翻訳を想像する部分があったりするので、 海外小説好きとしても興味深さが倍増でした。  いい本だと思います。

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    【雑談】女子サッカー

     ひ弱な少年時代だったものの野球漫画は頃読みふけったものです。 それに限らずスポーツの物語は結構好きで、それは今でも変わりません。 今季、アニメーションになったので一番の期待作が女子サッカー漫画 「さよなら私のクラマー」です。  先日紹介した「四月は君の嘘」の作者の荒川直司氏の著作で、 漫画のカット面ではキャラクターがイキイキと描かれています。  一気見する性格故、まだ、とりためているところ、見るのは3か月後位に なると思うのですが、敢えて情報を見ずにどんな声優だろうか、 絵は奇麗だろうかと思いを馳せてしまいます。  サッカー自体はそれほど詳しくないのですが、 この漫画はわかりやすく、戦術や技能を描いている上、女子選手と言えど 勝負のためには味方同士でも口汚くののしったり、けんか腰で試合を進めるのです。  ここら辺りは「四月は君の嘘」でも節々に現れていましたが、 今回はスポーツの物語なので、前面に出てきています。  女子と言えど、きれい事で済まされない世界、やってきたスポーツが 個人競技がほとんどだった私にすれば、何だか魅力的に映ります。

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    【雑談】ピクニック

     今年最初のアニメーションでシーズン終了したものが多くなってきました。 今シーズン、多々あったのですが、玉石混交、選択が難しそうです。 シーズン続編とかでない作品で面白いなと思ったのが「裏世界ピクニック」  ピクニック趣味だからタイトルが気になったと言うのはありますが、 内容を見てみると、何のために登場したか不明のゾーン、謎の罠、探索者。 これらはアンドレイ・タルコフスキー監督の映画「ストーカー」の影響濃く、 タイトルは原作ストルガフスキー兄弟の「路傍のピクニック」 をオマージュしているのだな、と納得できました。 映画の布付きのナットを投げるシーンは、アニメではボルトを投げています。 映画の物語の主題がなぜ「ゾーン」が登場したのか?ではなく、 「ゾーン」ありきで存在意義を問うような話になっています。 アニメーションでは人探しと怪物?妖怪?ものになっています。 それでもなかなか雰囲気が良く、漫画原作もアニメーション以上のできです。 どこまでも陰鬱な「ストーカー」「路傍のピクニック」それに対して、 明るい背景の場面でも陰鬱な「裏世界ピクニック」。 同じ「結末が見えない作品」ですが対比が面白いです。 ぜひ、第二期を作って欲しいものです。

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    【雑談】四月

    四月、桜の花も昨日の雨でずいぶんさみしく、 そのあとから湧きたつ新緑が季節の移り変わりを確固たるものにしています。 この時期は私は「四月は君の嘘」と言う漫画とアニメーションを見ます。 先日ネットで知った事ですが、海外のアニメファンは四月一日に 「四月は君の嘘」を見るのが定番なのだそうです。 確かに私もお盆に「シュタインズ・ゲート」を見たりしますが、 海外でもこんな事するんだと。  考えてみれば海外の新学期は日本と違う時期の所が多いので、 タイトルに四月と明記されているからこう言った話になるのかな?とも思いましたが、 「3月のライオン」ではあまり聞かないなと。 やはり、世界共通のクラシックと日本独自の将棋との認知度の差でしょうか?  季節や時期が感じられる作品は素敵ですね。桜の季節は日本人にとって もう一つの”新年”なんじゃないかなあ、っと思う訳です。  四月一日が「エプリル・フール」ではなくて「四月は君の嘘」の日、 になったら面白いのになあ、なんて。

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